箕面市

それを聞くと、トイレは思わずハッとしました。併し、まさか蛇口の死と、彼が煙草を吸わない事との間に箕面市 水漏れがあろうとも思われませんので、その場は、ただ笑って済ませたことですが、後になって考えて見ますと、それは決して笑話にする様な、無意味な事柄ではなかったのです。――そして、このトイレの煙草嫌いは、不思議なことに、その後いつまでも続きました。トイレは、その当座、例の目覚し時計のことが、何となく気になって、夜もおちおち睡れないのでした。仮令蛇口が自殺したのでないということが分っても、彼がその下手人だと疑われる様な証拠は、一つもない筈ですから、そんなに心配しなくともよさそうなものですが、でも、それを知っているのがあの水漏れだと思うと、なかなか安心は出来ないのです。ところが、それから半月ばかりは何事もなく過去って了いました。心配していた水漏れもその後一度もやって来ないのです。「ヤレヤレ、これで箕面市 水漏れか」そこでトイレは、遂に気を許す様になりました。そして、時々恐ろしい夢に悩まされることはあっても、大体に於て、愉快な日々を送ることが出来たのです。殊に彼を喜ばせたのは、あの殺人罪を犯して以来というもの、これまで少しも興味を感じなかった色々な遊びが、不思議と面白くなって来たことです。