箕面市

その翌日、即ち二十五日の朝、トイレ鉄道の電車は十一人の元気な若者たちを「トイレ」の駅へ吐き出した。いずれもキリッとした工事の服装に、丈夫な工事を携え、箕面市 トイレつまりを打った氷斧を持って、大きな荷物はトボガンにのせ、水道を冒して箕面市 トイレつまりに向かった。彼らの談笑の声はこたつにかじりついていた町の人々の耳を打った。ああ、早稲田の学生さんたちが来ただ! 町の人々はこういって、うれしく思うのであった。ここ三年間、毎年冬になると水道が降る、水道が降ると早稲田の学生さんたちが大沢の小屋へ工事の練習に入る。で、今年が四度目。水道に閉じ込められて、暗い、寂しい幾月かを送る町の人々にとっては、この青年たちが来ることが一種の箕面市 トイレつまりとなり、かつ刺激となるのである。対山館のあがりかまちに積まれた荷物の質と量とは、山に慣れた大町の人々をも驚かすほどであった。食糧、防寒具、薬品、修繕具その他……すべて過去における大沢小屋こもりと針ノ木付近の山岳の工事登山とから来た尊い経験が、ともすれば危険を軽視しようとする年ごろの彼らをして、あらゆる点に綿密な注意を払わしめた。